〒270-0153 千葉県流山市中110 C館3F  TEL:04-7150-4355  FAX:04-7150-8878     
ホーム>今月の顔


 第2回目の今回は、高齢者が安心して相談でき、安心して頼れる地域コミュニテイ作りを目指している「NPO法人流山高齢者安心ネット」の足原 英二理事長にインタビューしました。

---「流山高齢者安心ネット」を設立するキッカケを教えてください。
   
  家族ぐるみで交流を持っている友人との会話で葬儀の話になり、葬儀に関する費用が
先進諸外国では10万円~40万円台であるのに日本は平均231万円と極めて高額と知りました。また、千葉都民が多く居住する流山では葬儀に参列する人数が30名前後で、寂しいお葬式になっている現状を某自治会長から伺ったことです。最初は高齢者の方がもっと安心して老後を暮らし、この世を去るときには負担のかからないもっと安価な葬儀を実現したいとの単純な思いでしたが、準備を進めて行くうちに、地域コミュニテイの出来るだけ多くの方が亡くなられた方に線香をあげて、皆で送ってあげるという「お互いが寄り添った、思いやりのある地域社会」を築くことに貢献したいと思うようになってきました。

 ---実際に取り組んでいるテーマ及び内容について説明をお願いします。
 
 テーマとして、「安価な葬儀の普及・啓蒙」「相続・遺言・成年後見の普及・啓蒙」「病院の送迎等高齢者への支援」の3つに取り組んでいます。「安価な葬儀」は本NPO発足のキッカケになりましたが、説明会では一番質問が多いテーマでもあります。回答は、共同で事業を進めている某住職と葬儀屋さんが主に対応しますが、「葬儀は、最後を看取った病院の指示に従わなければならないのか」といった基本的なものが多く、葬儀に関する体系的な知識が少ないことに気がつきました。誰もが一度は通る道であるにも関わらず、必要性を実感することがないためか、聞きかじりの誤った常識に捉われているのかも知れません。この辺についても今後はしっかりと説明を行っていきたいと思います。
 尚、設立2年目の本年は、成年後見の普及・啓蒙の観点から、
いま、正常な判断力のあるうちに、認知症などあとのことに備える」ことにも力を入れて行く予定です。
  
サービスの詳細については、スライドをクリックしてご覧ください。
  
ホームページをご覧ください。http://www.na-shimin.org/anshin-net/index.html

 ---団体運営にあたり、理事長として心掛けている点は何でしょうか?

  
高齢化社会への対応は、地域コミュニテイに関するいろいろな人や組織が一緒に進めないと対応出来ません。当NPOが単独で進めても自ずから限界があります。そこで、団体設立の当初から、
市民団体の市民助け合いネット、自治会、市の地域包括支援センターとのコラボレーションに努めました。最近では、結婚を願っている独身者を対象に、「しあわせ養成所」の年間プログラムを通じて出会いの場を自ら創ることを支援する団体「しあわせ☆ネット流山」も加わり新たな展開を見せています。ほぼ隔月で対象地区に出向いて説明会を行って啓蒙に努めていますが、全て合同説明会です。説明会企画の際は近隣の自治会長さんにお願いをして、自治会長さんを筆頭とする役員の方に極力ご出席して貰い理解を深めていただくようにしています。

 ---今までの活動及び会員の状況について教えてください。


  駒木台地区、野々下地区、江戸川台地区などの5ケ所で説明会を実施し啓蒙に努めていますが、今まで約500名の方に出席いただいています。最近は自治会単位で班会議でのミニ集会などでの説明会も行っています。会員は、団体の運営・活動にあたる正会員と利用会員に分かれていますが、4月末現在で、
正会員19名、利用会員は個人が58名で団体が5自治会の加入状況です。当面の目標として、個人の利用会員150名、自治会10団体の加入を目標としています。
  
説明会の様子については、写真をクリックしてスライドショーをご覧ください。
 

 ---実際に、団体を活用した葬儀はありましたか。また、ご利用者の反応は如何でしたか?

 当団体として、これまでに8件の葬儀をとりおこないました。要した費用は総額で30万円~40万円が最も多かった様です。実際に利用された方からは、「急な葬儀にもかからず、滞りなくしかもこんなに安くでき本当に感謝しています」「費用もさることながら自治会の沢山の方々にお線香をあげていただき、故人もさぞかし喜んでいると思います」などの感謝のお言葉を頂戴しています。改善すべきところは多々ありますが、理想・理念を追及して高齢者及び地域の方々に喜んでいただけるように頑張っていきたいと思っています。

 ---最後に、閲覧者の方々にメッセージをお願いします。

  死は、いつかは誰にも必ずやってきます。また、突然訪れる場合もあります。現実に目を逸らさずに、正面から向き合って準備を進めることは鮮やかで見事な晩年を全うするためにも大事なことであると思います。元気な今のうちに家族と相談して是非怠りのないようにしてください。我々は、この活動を大袈裟にいえば、これまでの歴史・文化・社会風潮を変えるつもりで挑戦しています。地域住民がお互いに寄り添って、支え合って、いざその時にはみんなで故人を天国に送ってあげる‥‥これが当たり前の地域コミュニテイを築いて行こうではありませんか。
  
  「NPO法人高齢者安心ネット」のブログです。  http://naanshin.cocolog-nifty.com/blog/
Copyright(C)2010 Nagareyama shimin katsudou Center . All Rights Reserved.